フリーエンジニアになるにあたり、気になるのは収入のことでしょう。フリーエンジニアはどの程度の報酬を稼ぐことができるのか？もちろん、フリーエンジニアと一言でいっても職種や経験年数、スキル、案件の内容などによって、その収入には格差があります。
フリーエンジニアの月単金は、プログラマなら40万～60万、システムエンジニアで60万～80万ぐらいが大体の目安です。スキルや経験値が高いほど、報酬も高くなります。月100万超になることも珍しくはありません。
エンジニアの正社員の場合、平均年収はだいたい500万前後といわれていますので、上記の目安金額を平均的に稼ぐことができれば、単純に12ヶ月で計算すると、プログラマなら480～720万、システムエンジニアなら720万～960万が目安となり、会社員よりも高額収入を稼げる計算となります。
フリーエンジニアとして働く上で、年齢と収入の関係を見てみると、20代、30代は順調でも40代、50代となってくると、仕事量と単価が減ってくるようです。会社員のように年功序列で年をとるだけで収入が上がるというわけにはいきません。年齢相応の高いスキルと経験値を重ねておく必要があります。
ただし、フリーエンジニアの場合は、その収入の中から各種経費、税金、保険や年金などを支払わなければなりません。稼げば稼ぐだけ所得税額や保険料は高くなるので、注意が必要です。経費についても、書籍の購入など自己投資としての研修費用も案外ばかになりません。フリーエンジニアになって会社員時代と同等の生活レベルを維持するには、おおよそ1.5倍程度の収入（売上）が必要になるといわれています。
フリーエンジニアとなれば、報酬額は自分で決められるわけですから、仕事をとることに必死になって安売りしすぎてしまっては、高収入を得られません。かといって、見合わないような高値では当然仕事をとることもできません。技術力が必要となるのは大前提として、商才が報酬を大きく左右するポイントです。そして商才とともに、必要なのは経営力。せっかく高度なスキルを持っていても、経営力がなければフリーエンジニアを続けていくことは困難です。フリーエンジニアには、時代と流行に遅れをとらない技術力が要求されます。常に新しい知識と情報を入手し、様々な分野のスキルと知識を身につけ、広い意味でのマネジメント力をきたえておかなければなりません。
「会社員か、フリーエンジニアか」という選択は、「安定か、やりがいか」と言い換えることもできます。もちろん、会社員にはやりがいが無いとは言いません。しかし、会社員として働く以上、好きな仕事を自由に選ぶことはできません。フリーエンジニアになることで安定を手放す代わりに、自分の意思で好きな仕事を選ぶという自由が手に入ります。エンジニアにとって自分が興味を持てる仕事をすることは、何よりもやりがいを感じられるのではないでしょうか。 安定よりもフリーエンジニアで好きな仕事を！の記事はこちら
会社員を辞めてフリーエンジニアになるにあたって不安になるのは、仕事がとれるかどうかということでしょう。多くのフリーエンジニアが、マッチングサイトを有効活用して仕事をとっています。マッチングサイトは、営業活動をしなくてもインターネット上で仕事探しから成約までを完結できる大変便利なサービスで、実に様々な種類と規模の仕事が多数掲載されています。フリーエンジニアになったらマッチングサイトを最大限活用して仕事をとりましょう。 フリーエンジニアはマッチングサイトで仕事を取るの記事はこちら
フリーエンジニアには、エンジニアとしての仕事以外にもやらなければならないことが山ほどあります。与えられる仕事をこなす会社員とは違い、フリーエンジニアは常に自分自身の能力を客観的に把握しておかなければなりません。仕事に追われていると自分を見つめなおす余裕もなくなってしまいがちです。仕事がとれないとき、ぽっかりと時間が空いたときには、さっと頭を切り替えて、それまで後回しにしていたことに目を向けてみましょう。 フリーエンジニアとしての自分の能力を見つめなおすの記事はこちら
