会社員を辞めてフリーエンジニアになろうとした場合、多くの人が以下のような不安を感じることでしょう。
・継続的に仕事はあるのか？仕事を自分の手で確保していけるのか？
・確定申告や税金対策、経理知識に関する不安
・年齢を重ねるにつれ、時代についていけるのか、体力など、年齢に関する不安
・退職金がないことによる老後の不安
一概には言えませんが、これらの不安は正社員として雇用されている場合、ほとんど悩まなくても済む問題です。ということはつまり、会社員としてのメリットを手放すことに対する不安です。会社員としてのメリットを一言で言うならば、「安定」でしょう。
フリーエンジニアになれば、安定とは無縁の生活が始まります。安定した生活から飛び出すわけですから、そのことに不安を感じるのは、ごく自然なことでしょう。
しかし、会社員エンジニアとして働く上での不満もあります。自分の持っている技術を存分に活かせなかったり、思うような仕事をさせてもらえなかったり。 ただひたすら毎日同じような作業を続けるだけのやりがいを感じない仕事をまわされてしまう場合もあるでしょう。会社員として働くエンジニアの場合、似たような案件ばかりで、スキルと経験の幅を広げられるような仕事につく機会がない人も多いのでは。技術者であるエンジニアにとって、自分の腕やスキルを活かせないこと、興味のない仕事・価値を感じられない仕事しかできないことは、相当な苦痛になることも事実です。
フリーエンジニアは、なんといっても誰にも縛られず、自分の強みを活かして仕事ができる良さがあります。
仕事をしていく中で、得意分野に専念し、自分がどれほどの事が出来るのか、もっと上を目指したい、という挑戦意欲、仕事に対する欲求が更なる実績につながるという好循環を生み出します。そういったこともフリーエンジニアとしての道を進む理由の一つです。
フリーランスは安定は確保されませんが、誰にも縛られずに自分が好きな仕事に打ち込め、自分を見つめなおし、人間的に大きく成長できます。時間をある程度コントロールできるので、技術を磨いたり他の分野の技術を身につける時間にあて、スキルアップを図れるといった事もフリーエンジニアには欠かせない努力です。
フリーエンジニアで生きていく上では、さまざまな壁や困難があります。特に初めのころは仕事が思うように掴めず、収入がない、なんてことも。自ら営業し、自分を売り込む。仕事が舞い込んだとしても他の業務でなかなか作業が進まないなどといった苦労はたくさんあると思います。
しかし、それはすべて自分の経験となり武器になります。失敗や苦労は、今後の仕事に大きな実績として役立つものになるので、決して無駄なことではないはずです。
安定がすべてではありません。数字にとらわれない事も大切です。収入や報酬の事だけを考えずにどんな仕事でも積極的にこなしていけば、実績となり技術の向上へと繋がります。それらは自分自身の実力となり、報酬につながる糧となるのです。
「会社員か、フリーエンジニアか」という選択は、「安定か、やりがいか」と言い換えることもできます。もちろん、会社員にはやりがいが無いとは言いません。しかし、会社員として働く以上、好きな仕事を自由に選ぶことはできません。フリーエンジニアになることで安定を手放す代わりに、自分の意思で好きな仕事を選ぶという自由が手に入ります。エンジニアにとって自分が興味を持てる仕事をすることは、何よりもやりがいを感じられるのではないでしょうか。 安定よりもフリーエンジニアで好きな仕事を！の記事はこちら
会社員を辞めてフリーエンジニアになるにあたって不安になるのは、仕事がとれるかどうかということでしょう。多くのフリーエンジニアが、マッチングサイトを有効活用して仕事をとっています。マッチングサイトは、営業活動をしなくてもインターネット上で仕事探しから成約までを完結できる大変便利なサービスで、実に様々な種類と規模の仕事が多数掲載されています。フリーエンジニアになったらマッチングサイトを最大限活用して仕事をとりましょう。 フリーエンジニアはマッチングサイトで仕事を取るの記事はこちら
フリーエンジニアには、エンジニアとしての仕事以外にもやらなければならないことが山ほどあります。与えられる仕事をこなす会社員とは違い、フリーエンジニアは常に自分自身の能力を客観的に把握しておかなければなりません。仕事に追われていると自分を見つめなおす余裕もなくなってしまいがちです。仕事がとれないとき、ぽっかりと時間が空いたときには、さっと頭を切り替えて、それまで後回しにしていたことに目を向けてみましょう。 フリーエンジニアとしての自分の能力を見つめなおすの記事はこちら
