どんなに高いスキルを持っているフリーランスエンジニアでも、自分を商品として売り込まないことには仕事の依頼には繋がりません。そこで、実のある営業にするため、まずは自己分析を行い自分の強みを知ることから始めましょう。
フリーランスとして仕事を探しているエンジニアは数多くいます。その中から自分を選んでもらうためには、ほかのエンジニアと差別化を図らなければなりません。
まず、その作業として、自分はどんなことが得意か、苦手なことは何か、やりたいことはなにかなどを細かく書き出し分析してみましょう。そこから自分の強みになる要素をピックアップし、整理してみてください。それが、営業活動における自分のアピールポイントになります。
このようにして自分の強みが分かると、「商品」として自信を持って自分を売り込むことができるはずです。
人は普段の生活でショッピングをする際、商品を購入する判断材料として、質・量・価格・ブランドイメージなどを見ます。これは、フリーランスエンジニアへの仕事依頼においても同じことが言えるでしょう。クライアントにとってそのエンジニアに仕事を頼む価値があるか、必要とするスキルを備えているか、自社のニーズやビジョンに添えるかといったことを判断材料とされます。
仕事を依頼されるためには、判断材料の全てにおいて優れているのが理想ですが、やはりそこは個人差があるでしょう。その対策として、自分のアピールポイントを自覚したうえで、クライアントや市場のニーズを掴み、可能であればそこに自分を寄せていくという方法があります。
クライアントにとっては、エンジニアのスキルはもちろん、自社のミッション・ビジョン・バリューに近い姿勢を持つ人を選ぶ方が、今後円滑に業務を進められると判断するかもしれません。その準備として、営業をかける企業を研究したり、IT業界の速い変化にしっかり付いていくことが大切です。
営業に拍車をかけるためには、自分を売り込みやすいよう、宣材となるポートフォリオやスキルシート、職務経歴書などを準備することが大切です。これらを通して、エンジニアとしてどのようなスキルを持っているのか、どのような業務経験を積んできているのかが明確に提示できるため、クライアントへ自分をよりアピールできます。また、クライアントにとっても、エンジニアのスキルと人となりが分かるため安心感が持てるでしょう。
営業で成果を得るには、自分という商品の安心・安全性、メリット、ベネフィットを相手に理解してもらう必要があります。分かりやすく正確な表記を心がけるのはもちろん、趣味での成果物やコンペへの出場経歴などもあれば記載しておくと、よりあなたの魅力が増すでしょう。
「会社員か、フリーエンジニアか」という選択は、「安定か、やりがいか」と言い換えることもできます。もちろん、会社員にはやりがいが無いとは言いません。しかし、会社員として働く以上、好きな仕事を自由に選ぶことはできません。フリーエンジニアになることで安定を手放す代わりに、自分の意思で好きな仕事を選ぶという自由が手に入ります。エンジニアにとって自分が興味を持てる仕事をすることは、何よりもやりがいを感じられるのではないでしょうか。 安定よりもフリーエンジニアで好きな仕事を!の記事はこちら
会社員を辞めてフリーエンジニアになるにあたって不安になるのは、仕事がとれるかどうかということでしょう。多くのフリーエンジニアが、マッチングサイトを有効活用して仕事をとっています。マッチングサイトは、営業活動をしなくてもインターネット上で仕事探しから成約までを完結できる大変便利なサービスで、実に様々な種類と規模の仕事が多数掲載されています。フリーエンジニアになったらマッチングサイトを最大限活用して仕事をとりましょう。 フリーエンジニアはマッチングサイトで仕事を取るの記事はこちら
フリーエンジニアには、エンジニアとしての仕事以外にもやらなければならないことが山ほどあります。与えられる仕事をこなす会社員とは違い、フリーエンジニアは常に自分自身の能力を客観的に把握しておかなければなりません。仕事に追われていると自分を見つめなおす余裕もなくなってしまいがちです。仕事がとれないとき、ぽっかりと時間が空いたときには、さっと頭を切り替えて、それまで後回しにしていたことに目を向けてみましょう。 フリーエンジニアとしての自分の能力を見つめなおすの記事はこちら