フリーエンジニアにとって、ポートフォリオは履歴書やスキルシートと同様に自身をアピールするための最強の武器となります。というのも、ポートフォリオはこれまで携わった仕事の実績や所有するスキル、開発した作品のコンセプトなどをクライアントへプレゼンするのに大変有効で、特に書類選考時に他者との差別化を図る意味でも有利となるでしょう。ポートフォリオに記載するのは、開発した作品のスクリーンショットや使用したソフト名、制作期間、開発内容のコンセプトなど。ただし、闇雲にこれらを書き連ねるのではなく、読みやすさや分かりやすさを意識し、自分なりのコンセプトに基づいたレイアウトでコンテンツを作ることが大切です。この先、効率的に仕事を得るためにも、クライアントに強烈なインパクトを与え、自身の実績をより効果的にアピールしたポートフォリオの作成に時間を費やしてもいいかもしれません。
フリーエンジニアになると、企業勤めとは異なり外部の方との関わりが極端に減ります。そのため、一人で黙々と作業を進めていくことが多くなり、孤独を感じてしまいがちです。その場合、同じ目的を持つエンジニアが集まるコミュニティや交流会、イベントなどに参加して仲間作りをすると良いでしょう。同業者と横の繋がりを作ることで孤独感から解放されるほか、業界の動向やトレンドな技術といった最新情報を入手でき、お互いに仕事のノウハウも共有しあえます。こうした交流会やイベントへの参加こそが人脈を広げるきっかけとなり、後々の仕事の獲得に繋がっていくのです。ただし、目的もなく同業者の集まりに参加するだけでは、あまり意味がありません。できれば、挑戦したい分野の交流会や苦手を克服するための勉強会など、仕事がない今だからできるチャレンジすべきことを目的とした集まりを選択した方が良いでしょう。また、今後の仕事に繋げるためにも、交流の場では積極的に名刺交換を行い、その後はできるだけ早めに連絡を取りアフターフォローすることが大事です。
仕事がないと収入面で不安になりますが、ここは自己研磨のタイミングだと気持ちを切り替えてみてもいいかもしれません。実際に、フリーエンジニアとして長く業界で活躍するためには、常に変わる業界のトレンドに見合った技術を持ち合わせていないと、先々で仕事を探すのが難しくなってきます。もちろん、いま保有しているスキルで十分に通用する領域もありますが、それでも第2の強みとして新たなスキルを身につけると将来安心です。書籍を購入して読んだり、需要のあるプログラミング言語を勉強したり、スキルアップのための自分への投資は惜しみなく行うと良いでしょう。近い未来への財産として知識と技術が蓄積された暁には、得る仕事の報酬や単価アップが待っています。
「会社員か、フリーエンジニアか」という選択は、「安定か、やりがいか」と言い換えることもできます。もちろん、会社員にはやりがいが無いとは言いません。しかし、会社員として働く以上、好きな仕事を自由に選ぶことはできません。フリーエンジニアになることで安定を手放す代わりに、自分の意思で好きな仕事を選ぶという自由が手に入ります。エンジニアにとって自分が興味を持てる仕事をすることは、何よりもやりがいを感じられるのではないでしょうか。 安定よりもフリーエンジニアで好きな仕事を！の記事はこちら
会社員を辞めてフリーエンジニアになるにあたって不安になるのは、仕事がとれるかどうかということでしょう。多くのフリーエンジニアが、マッチングサイトを有効活用して仕事をとっています。マッチングサイトは、営業活動をしなくてもインターネット上で仕事探しから成約までを完結できる大変便利なサービスで、実に様々な種類と規模の仕事が多数掲載されています。フリーエンジニアになったらマッチングサイトを最大限活用して仕事をとりましょう。 フリーエンジニアはマッチングサイトで仕事を取るの記事はこちら
フリーエンジニアには、エンジニアとしての仕事以外にもやらなければならないことが山ほどあります。与えられる仕事をこなす会社員とは違い、フリーエンジニアは常に自分自身の能力を客観的に把握しておかなければなりません。仕事に追われていると自分を見つめなおす余裕もなくなってしまいがちです。仕事がとれないとき、ぽっかりと時間が空いたときには、さっと頭を切り替えて、それまで後回しにしていたことに目を向けてみましょう。 フリーエンジニアとしての自分の能力を見つめなおすの記事はこちら
